今日2026年8月14日(金)、「SUMMER SONIC 2026」東京会場のMOUNTAIN STAGEに、イギリス発のロックバンド「KASABIAN(カサビアン)」が登場します。同じステージにはJENNIEさんやDERMOT KENNEDYさんも名を連ねていて、タイムテーブルを見ながら「KASABIANって名前は知ってるけど、どんなバンドだったっけ」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
洋楽ロックにそこまで詳しくない方でも、フェスやCMなどでKASABIANの楽曲を耳にしたことがある方は意外と多いはずです。UKロックシーンで長年トップを走り続けてきたバンドだからこそ、今日のステージを見る前に、どんな歴史を歩んできたバンドなのかを知っておくと、ライブの楽しみ方がぐっと変わってきますよ。
今回は、KASABIANの結成の経緯から代表曲、UKロックシーンでの立ち位置、そして12年ぶりとなった来日公演や最新の活動状況まで、SUMMER SONIC 2026で彼らのステージを見る前に知っておきたい情報をまとめてご紹介しますね。
結論:KASABIANはUKロックシーンを長年牽引してきた実力派バンド
結論からお伝えすると、KASABIANは1997年にイギリス・レスターで結成され、2004年のデビュー以来20年以上にわたってUKロックシーンの最前線を走り続けてきたバンドです。ダンスミュージックの高揚感とロックの衝動を掛け合わせたサウンドで、全英アルバムチャートで複数作品を1位に送り込み、2014年にはグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーも務めました。2020年にはボーカルのトム・ミーガンさんが脱退するという大きな転機を経験しましたが、ギタリストのサージ・ピゾーノさんがボーカルを引き継ぎ、バンドは現在も現役で活動を続けています。SUMMER SONIC 2026では、2026年7月発売の最新アルバム『Act III』を携えての来日となり、まさに「今」のKASABIANを体感できる貴重な機会といえそうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 結成年 | 1997年 |
| 結成地 | イギリス・レスター |
| 現在のメンバー | サージ・ピゾーノ(Vo/Gt)、クリス・エドワーズ(Ba)、イアン・マシューズ(Dr)、ティム・カーター(Gt) |
| ジャンル | UKロック(ダンスミュージック、サイケデリックロックの要素も融合) |
| 代表曲 | 「Club Foot」「L.S.F.(Lost Souls Forever)」「Fire」「Empire」「Eez-eh」など |
| 主な受賞歴 | BRITアワード「Best British Group」(2010年)、NMEアワード「Best Live Act」(2007年・2018年)など |
| 最新アルバム | 『Act III』(2026年7月17日発売予定) |
| SUMMER SONIC 2026出演 | 8月14日(金)東京会場 MOUNTAIN STAGE |
KASABIANというバンドを詳しく知る
1. 結成からデビューまで――レスターで生まれた4人組
KASABIANは1997年、イギリス中部の街レスターで結成されました。中心メンバーのトム・ミーガンさん、サージ・ピゾーノさん、クリス・エドワーズさんは、地元のカウンテスソープ・コミュニティ・カレッジ時代からの顔なじみで、ギタリストのクリス・カーロフさんを加えた4人体制でスタートしています。当初は「Saracuse」というバンド名で活動していましたが、後にバンド名を「KASABIAN」に改名しました。この名前は、1969年にアメリカで起きた「タラス/ラビアンカ殺害事件」に関与した実在の人物、リンダ・カサビアンさんの名字に由来しているとされています。犯罪そのものを賛美する意図ではなく、インパクトのあるバンド名として選ばれたものです。ドラマーのイアン・マシューズさんが加入して現在に近い体制が固まったのは2004年のことでした。
同じ2004年、セルフタイトルのデビューアルバム『Kasabian』をリリース。ダンスミュージックのグルーヴ感とギターロックの衝動を融合させた独自のサウンドは、当時のUKロックシーンに新しい風を吹き込み、デビュー作にもかかわらず話題を集めました。
2.「Club Foot」だけじゃない――代表曲で辿るKASABIANの音楽性
KASABIANを語るうえで欠かせないのが、デビューアルバムに収録された「Club Foot」です。2004年にシングルとして発表されたこの曲は、うねるようなベースラインと攻撃的なギターサウンドが印象的な一曲で、2000年代のUKロックを代表するアンセムのひとつとして今も多くのフェスで演奏され続けています。同じくデビューアルバムに収録された「L.S.F.(Lost Souls Forever)」も、疾走感あふれるサウンドで人気の高い楽曲です。
2006年発表の2ndアルバム『Empire』からは、タイトル曲「Empire」が代表曲のひとつに数えられます。その後も「Fire」「Vlad the Impaler」「Days Are Forgotten」「Eez-eh」「Bumblebee」など、アルバムを重ねるごとに新しいアンセムを生み出してきました。ダンスミュージックのビート感を軸にしながら、サイケデリックロックやエレクトロニカの要素も柔軟に取り入れているのがKASABIANサウンドの特徴で、ライブでは大合唱が起きる楽曲も少なくありません。
3. 全英チャート4作連続1位、そしてグラストンベリー・ヘッドライナーへ
KASABIANは2000年代半ば以降、UKロックシーンの中心的存在として評価を高めていきます。2006年の『Empire』、2009年の『West Ryder Pauper Lunatic Asylum』、2011年の『Velociraptor!』、2014年の『48:13』と、4作連続で全英アルバムチャート1位を獲得。イギリス本国での人気の高さがうかがえる実績です。
そして2014年6月には、イギリス最大級の野外フェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」でサンデーナイトのヘッドライナーを務めました。同じ年に4作連続の全英1位アルバムを達成した直後のヘッドライナー出演で、サージ・ピゾーノさんは当時「人生で最も濃い3週間の始まりだった」と振り返っています。またバンドとしてBRITアワードの「Best British Group」(2010年)を受賞したほか、NMEアワードの「Best Live Act」を2007年・2018年の2度にわたって受賞するなど、ライブバンドとしての評価も非常に高いことがうかがえます。UKロックシーンにおいては、Oasisやプライマル・スクリームといったバンドの系譜に連なる存在として語られることも多く、「UKロック界の絶対王者」と紹介されることもあるほどの存在感を持っています。
4. メンバーチェンジ――トム・ミーガン脱退とサージ・ピゾーノ体制へ
KASABIANの歴史のなかで大きな転機となったのが、2020年7月のボーカル、トム・ミーガンさんの脱退です。バンドは当時「トムは個人的な問題を抱えており、それが本人の言動に影響を及ぼしていた」として、合意のうえでの脱退であることを発表しました。ギタリストとして音楽面を牽引してきたサージ・ピゾーノさんが単独ボーカルを引き継ぎ、2022年発表のアルバム『The Alchemist’s Euphoria』は、ピゾーノさんが単独リードボーカルを務めた初めての作品となりました。ピゾーノさんは当時のインタビューで、この出来事を「実家が焼け落ちてしまったのを見るような、胸が張り裂けそうな経験だった」と表現しています。バンドとしては大きな痛みを伴う転換期でしたが、その後もアルバムをコンスタントに発表し、精力的なツアー活動を続けています。なお、ギタリストのティム・カーターさんは2021年に正式メンバーとして加入し、現在は4人体制での活動が続いています。
5. 来日歴――2004年の初来日から12年ぶりの単独公演まで
KASABIANは日本とも縁が深いバンドです。デビュー間もない2004年のサマーソニックで初来日を果たすと、その後も2005年・2007年・2009年とサマーソニックへの出演を重ね、2008年にはフジロック・フェスティバルにも出演しています。2022年にはソニックマニア/サマーソニック(大阪公演)にも出演しており、日本の夏フェスとは長い付き合いのあるバンドです。さらに2024年には、実に12年ぶりとなる単独来日公演を東京・大阪で開催し、当時のライブレポートでは「フロアを揺るがした」と評されるほどの熱狂的なステージを見せてくれました。そして今回のSUMMER SONIC 2026は、その2024年の単独来日から約2年ぶりとなる来日です。日本のファンにとっても、待ちに待った再来日といえそうですね。
6. 直近の活動――『Happenings』から最新作『Act III』へ
直近の活動としては、2024年7月に8作目のスタジオアルバム『Happenings』を発表し、全英アルバムチャートで初登場1位を記録しました。そして2025年9月にはシングル「Hippie Sunshine」を発表し、9作目となる新作アルバム『Act III』の制作をスタート。2026年4月には第2弾シングル「Great Pretender」とともにアルバムのアートワークや収録曲リストも公開され、2026年7月17日にリリースされることが発表されています。サージ・ピゾーノさんはインタビューで、Calvin Harrisさんとのコラボ楽曲を2026年2月に発表する一方で、『Act III』自体はエレクトロニックな要素を抑え、ギターサウンドを前面に押し出した作品になると語っています。さらに2026年7月4日にはロンドン・フィンズベリーパークで自己最大規模となる公演も予定されており、まさに脂の乗った時期での来日となりました。今日のSUMMER SONIC 2026のステージでも、『Act III』の新曲を含めたセットリストが期待できそうです。
KASABIANについて、よくある質問
Q. KASABIANの代表曲は何ですか?
最も有名な曲として挙げられるのが、2004年のデビューアルバムに収録された「Club Foot」です。うねるベースラインと攻撃的なギターサウンドが特徴で、2000年代のUKロックを象徴するアンセムのひとつとされています。同じアルバムの「L.S.F.(Lost Souls Forever)」、2006年の「Empire」、その後の「Fire」「Eez-eh」なども合わせて代表曲として知られており、フェスのライブではこれらの楽曲で大合唱が起きることも珍しくありません。
Q. KASABIANはこれまで何回来日していますか?フジロックにも出たことがある?
2004年のサマーソニックで初来日して以降、2005年・2007年・2009年とサマーソニックに複数回出演しており、2008年にはフジロック・フェスティバルにも出演しています。2022年にはソニックマニア/サマーソニック大阪公演にも出演。2024年には12年ぶりとなる単独来日公演を東京・大阪で開催しており、今回のSUMMER SONIC 2026はそれから約2年ぶりの来日となります。フェス出演と単独公演の両方で、コンスタントに日本を訪れてきたバンドといえますね。
Q. ボーカルが交代したというのは本当ですか?今は誰が歌っているの?
本当です。結成時からボーカルを務めていたトム・ミーガンさんは2020年7月に脱退しており、以降はギタリストとして音楽面を牽引してきたサージ・ピゾーノさんが単独でリードボーカルを務めています。2022年の『The Alchemist’s Euphoria』以降のアルバムは、すべてピゾーノさんがボーカルを担当した作品です。今日のSUMMER SONIC 2026のステージでも、ピゾーノさんがフロントに立つ現体制のKASABIANを見ることができます。
Q.「UKロック」とはどんなジャンルですか?KASABIANの音楽性は?
「UKロック」は厳密なジャンル名というより、イギリス出身のロックバンドが生み出す音楽を総称する言葉として使われることが多い呼び方です。KASABIANの場合、ギターロックの衝動を軸にしながら、ダンスミュージックのグルーヴ感やエレクトロニカ、サイケデリックロックの要素も取り入れているのが特徴です。Oasisやプライマル・スクリームといった先輩バンドの系譜を受け継ぎつつ、独自の高揚感あるサウンドを作り上げてきたバンドとして評価されています。
Q. SUMMER SONIC 2026でKASABIANはどのステージ・何時に見られますか?
2026年8月14日(金)、東京会場のMOUNTAIN STAGEに出演することが発表されています。同ステージには同日、JENNIEさんやDERMOT KENNEDYさん、マカロニえんぴつさん、KODALINEさんらも出演予定です。正確な出演時間は公式サイトやアプリのタイムテーブルで随時更新されるため、現地で見る予定の方は事前に最新のタイムテーブルを確認しておくのがおすすめです。
Q. 最新アルバムはいつ発売されますか?
9作目のスタジオアルバム『Act III』が2026年7月17日にリリースされています。シングル「Hippie Sunshine」(2025年9月)、「Great Pretender」(2026年4月)を経て発表された作品で、エレクトロニックな要素を抑え、ギターサウンドを前面に押し出した仕上がりになっているとサージ・ピゾーノさんは語っています。SUMMER SONIC 2026のステージでも、新作からの楽曲を含んだセットリストが期待できそうです。
まとめ:今日のMOUNTAIN STAGEで、20年以上の歴史を持つUKロックの現在地を体感しよう
KASABIANは1997年にイギリス・レスターで結成され、「Club Foot」をはじめとするアンセムでUKロックシーンを牽引してきたバンドです。2020年のボーカル脱退という大きな転機を乗り越え、サージ・ピゾーノさんを中心とした新体制で最新アルバム『Act III』を発表するなど、20年以上経った今も現役で走り続けています。2024年の12年ぶり単独来日から約2年、今日のSUMMER SONIC 2026東京会場MOUNTAIN STAGEで、その「今」のステージを見られるのは貴重な機会といえそうです。
現地でこれから見る予定の方は、「Club Foot」「L.S.F.」「Fire」といった代表曲を今のうちに聴いて予習しておくと、ライブでの一体感がぐっと増しますよ。会場に向かう前や移動中の時間を使って、ぜひ音楽アプリで軽く聴いてみてくださいね。
現地に行けない方も、配信でのチェックや、今夜からでも代表曲を聴いて予習しておくことで、次の来日公演をより楽しめるはずです。20年以上のキャリアを積み重ねてきたKASABIANのステージを、それぞれのスタイルで楽しんでくださいね。

コメント