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「四毒抜きのすすめ」を読了

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四毒抜きのすすめ」は食の安全について情報発信を続けている吉野敏明 氏による新書です。

Version 1.0.0

吉野氏のYOUTUBEは以前から見ていて、影響力の高さに驚かされるばかり。

本の内容はYOUTUBEで言い続けていることがまとめて書かれているので、YOUTUBEを見ている人だと物足りないと思います。目新しさはありません。ただ体系的に学習しなおしたい、忘れている知識を引っ張り出したいというときに書籍は便利ですね。

吉野氏の解説は歴史と東洋医学に沿った内容になっていることもあり腑に落ちる点が多いのが特徴。

日本人の食生活の変わり方の激しさに、遺伝子進化がついていけていないから、元に戻したほうが現代病を押さえる可能性があがるよという提唱をしています。

先日PIVOTのYOUTOUBEチャンネルで「お酒を飲まない人でも脂肪肝になるのは、甘い果糖ドリンクのせいでスポンサーの力が強くテレビじゃ言えない」と断言していたのは腑に落ちました。

「四毒抜きのすすめ」で対象になっている「小麦・植物油・乳製品・甘いもの」もこの手の影響があり真相は闇の中なのかもしれません。

ただ小麦・植物油を避けるとなると既製品はほぼアウトになるため自作の手間が不可欠。

植物油がだめだと市販のドレッシングもNGですし、生野菜を食べるときに苦労しそうです。

この手間と自身の体調を天秤にかけることになるだろうなというのが読了の感想です。

私としては砂糖と乳製品を絶ってからはアレルギー体質がマシになっているのは体感として事実です。
小麦絶ちは昔挑戦してみて挫折した経緯がありますが、小麦と植物油を追加していきたいと前向きに考えています。

目次

「四毒」とは?

この文脈での「四毒」とは、以下の4つの食品や成分を指します:

  1. 小麦:
    • 小麦に含まれるグルテン(特に小麦タンパク質)が、消化器系や免疫系に悪影響を及ぼすとされる。特に、グルテン不耐症やセリアック病の人にとって問題となるが、一部では「グルテンフリー」が健康全般に良いと主張される。
    • 精製された小麦製品(パン、パスタ、菓子類など)は血糖値を急上昇させ、炎症や肥満の原因になるとの指摘。
  2. 植物油:
    • 主に、リノール酸を多く含む精製された植物油(例:大豆油、コーン油、キャノーラ油、サラダ油)を指す。これらはオメガ6脂肪酸が過剰で、体内で炎症を促進するとされる。
    • 高温で処理される工業的な植物油は、トランス脂肪酸や酸化物質を含み、心血管疾患や代謝異常のリスクを高めるとの説。
  3. 乳製品:
    • 牛乳、チーズ、ヨーグルトなどに含まれる乳糖(ラクトース)やカゼインが、消化不良やアレルギー、炎症を引き起こす可能性がある。特に乳糖不耐症の人には不向き。
    • 一部では、乳製品がホルモンや成長因子を含み、がんや肌荒れのリスクを高めると主張される。
  4. 甘いもの:
    • 砂糖や人工甘味料、加工された甘い食品(ケーキ、ジュース、キャンディーなど)を指す。過剰な糖分摂取は、血糖値の乱高下、インスリン抵抗性、肥満、糖尿病のリスクを高める。
    • 特に、果糖(フルクトース)が多い飲料や加工食品が、脂肪肝や代謝異常を引き起こすとされる。

「四毒抜き」の目的

この4つの食品を「毒」とみなして食事から排除(または大幅に減らす)ことで、以下のような健康効果を目指すとされています:

  • 炎症の軽減:これらの食品が引き起こす慢性的な炎症を抑え、関節痛や疲労感を改善。
  • 消化器系の回復:腸内環境を整え、便秘や下痢、ガスなどの消化器トラブルを軽減。
  • 体重管理:高カロリーで栄養価の低い食品を避けることで、肥満やメタボリックシンドロームの予防。
  • 肌や精神の改善:肌荒れ、ニキビ、気分変動、集中力低下などが改善されるとの主張。
  • 慢性疾患の予防:心疾患、糖尿病、自己免疫疾患などのリスクを下げる。

科学的背景と議論

  • 支持される点:
    • 精製された小麦や糖分の過剰摂取が健康に悪影響を与えることは、多くの研究で裏付けられている(例:高GI食品と糖尿病リスクの関連)。
    • オメガ6脂肪酸の過剰摂取が炎症を促進する可能性は、栄養学の研究で指摘されている。
    • 乳糖不耐症やグルテン不耐症の人にとって、これらの食品を避けるのは有効。
  • 批判や注意点:
    • 個人差:全員がこれらの食品に悪影響を受けるわけではない。乳製品や小麦を問題なく消化できる人も多い。
    • 栄養不足のリスク:乳製品を完全に排除するとカルシウムやビタミンDが不足する可能性。小麦を避けると食物繊維やビタミンB群が不足する場合も。
    • 科学的根拠の限界:植物油や乳製品が「毒」とされる主張は、一部の研究に基づくが、全体的なコンセンサスには至っていない。例えば、オリーブオイルやアボカドオイルなど「健康的な植物油」は推奨されることも。
    • 極端な制限の危険:過度な食事制限は、栄養バランスの崩れや摂食障害のリスクを高める可能性がある。

実践方法

「四毒抜き」を実践する場合、以下のようなアプローチが考えられます:

  • 小麦の代替:米、キヌア、蕎麦、オートミールなどグルテンフリーの穀物を使用。
  • 植物油の代替:オリーブオイル、ココナッツオイル、ギー、バターなど、精製度の低い油を選ぶ。
  • 乳製品の代替:アーモンドミルク、豆乳、ココナッツミルクなど植物性ミルクを活用。
  • 甘いものの代替:果物、はちみつ、少量のメープルシロップなど自然な甘味料を選び、加工糖を避ける。
  • 加工食品の排除:原材料表示をチェックし、添加物や隠れた「四毒」を含む食品を避ける。

この考え方の起源や背景

  • この「四毒抜き」の考え方は、パレオダイエット、ケトジェニックダイエット、Whole30などの食事法と共通点が多く、現代の加工食品を避けて「自然な食事」に戻ることを重視します。
  • 日本では、こうした健康法が書籍、ブログ、YouTube、XなどのSNSで広まり、特定のインフルエンサーや健康志向のコミュニティで話題になることがあります。
  • 『四毒抜きのすすめ』というタイトルは、特定の書籍やコンテンツの名前かもしれませんが、2025年6月時点で明確な同名の出版物や公式な情報は見つかりませんでした。類似のテーマは、例えば『食べてはいけない「毒食品」』や『グルテンフリーのすすめ』のような健康本で扱われることが多いです。

Xやウェブでの関連情報

  • Xでの調査:Xで「四毒抜き」を検索したところ、具体的に「小麦・植物油・乳製品・甘いもの」をセットで語る投稿は見つかりませんでしたが、個別に「小麦は毒」「植物油は危険」といった意見は散見されます。これらは健康オタクやダイエットコミュニティでよく議論されるトピックです。
  • ウェブでの情報:類似のテーマは、健康系ブログやYouTubeで「デトックス」「アレルギー対策」として紹介されることが多い。例として、「グルテンフリーで体が軽くなった」「砂糖断ちで肌が改善」などの体験談が共有されています。

注意点と推奨

  • 医師や専門家に相談:特に持病がある人や妊娠中、成長期の子供は、極端な食事制限を始める前に栄養士や医師に相談を。
  • バランスを重視:完全に「四毒」を排除するのではなく、量を減らす、質の良い代替品を選ぶなど、柔軟なアプローチが現実的。
  • 情報源の吟味:健康情報は誇張や偏見が含まれがち。信頼できる研究や公的機関(例:厚生労働省、WHO)のガイドラインを参考に。
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