ココがポイント
緊急放流と言ってもいままで放水していない訳ではない
台風の大雨でダムの貯水量があがってきて
水があふれる恐れがあると「ダム放流」が行われます。
2019年10月12日の台風19号では「城山ダムで緊急放流の可能性。神奈川・相模川で大規模な水害の恐れ(台風19号)」として
一斉にアナウンスがされました。
神奈川県は、今後、相模原市にある城山ダムの緊急放流を行う見込みで、放流により相模川などで大規模な水害が発生するおそれがあるとして、流域の住民に命を守る行動を取るよう呼びかけています。
城山ダム 午後6時半ごろの映像です。
記事はこちらです↓https://t.co/khqMLZWbCU#nhk_video pic.twitter.com/DwhAru9yvC— NHKニュース (@nhk_news) October 12, 2019
城山ダム
午後10時 ~ 緊急放流を開始! pic.twitter.com/oOb8uJqui3— まか (@masatacar) October 12, 2019
💥城山ダム午後10時から緊急放流💥
神奈川県知事からのビデオメッセージ~ https://t.co/M5ZaS5n5Z2 @YouTubeより pic.twitter.com/s16RAJKTSy
— あいぴょん (@er34aopyonn) October 12, 2019
緊急放流
ダム管理に普段携わってる身から言わせてもらうと、城山ダムはめっちゃ頑張って昨日の夕方から徹夜で事前放流して雨を貯めるために水位下げてんだからな。異常すぎるほどの量が入ってきているから異常洪水時防災操作は仕方のないことですよ。むしろここまで粘ってくれていることがすごいよ。 pic.twitter.com/XIYammpJfa
— レクスボルト@超英雄イレースありがとう (@rexbolt_dobo18) October 12, 2019
ダム側では、台風の上陸等で洪水の可能性があるとき事前にダムの水位を下げておき受け入れられるよう体制をとっています。
緊急放流というといままでダムに溜め込んできた雨水を一気に外へ出す印象を受けますが、
緊急放流以前にもダム側では常に放流をおこなって流入量と放出量を調整しています。
↓のリンクは城山ダムの「貯水位(m)流入量(m3/s) 全放流量(m3/s)ゲート放流量(m3/s)」が見られるページです。
ダム諸量 相模川 – 神奈川県雨量水位情報_市町村水防関係者向け
ダムゲートのボタンを押すと、現在の洪水予測一覧と、川の水位予測が見られます。
神奈川の場合にはダム放流情報がわかるページがあります。
自治体ごとに用意されているはずです。
「ダム放流情報 + 地域名」で検索を。
かながわの水がめ - ダム放流情報(現況図)
川の水位情報は国土交通省【川の防災情報】で見ることができますが、台風当日はアクセスが集中して通常の表示がされませんでした。
Yahoo天気やNHKのサイトで水位情報を確認できます。
河川水位情報 – Yahoo!天気・災害
NHK あなたの天気・防災|地域の設定
ダム放流するとどうなる?
止めていた雨水の放水量を急に増やすので川に水が流れ込んでいきます。
そのため下流域の水位が急激に上昇し氾濫のおそれがあります。
本来治水のため、下流域を守るためのダムが被害を増やしてしまうことも。
上述の城山ダムが緊急放流した場合、寒川浄水場に水が流れ込んで今度は寒川浄水場から水をひっぱっている地域で
「断水」の可能性があるとされています。
もしもダム放流があるなら高いところに避難しましょう。
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